初心ということ


飽きもしないで暇さえあれば、徒然なるままに書棚から池波正太郎作品を手にとって目を通す私です。

どの作品も既になん十回となく読み込んでいます。

しかしながら、新鮮さ色褪せない池波ワールドに魅了されて10年程過ぎ去りました。

ー 私ども、芸術にたずさわる者は、仕事にスレてはならないとしみじみ、そう思う ー

ー 新しい仕事があるたびに、生まれて初めて、その仕事に立ち向かう気持ちを忘れないように、
  私はこれからも自分に言い聞かせては仕事に取り組む積もりだ ー

この大家の言葉は、いちいちモットモと、素直に私の心に染み入ってきます。

受験シーズンたけなわの今日この頃。

日本歯科大学の門を叩いた日の喜びと希望に胸を膨らませたのを忘れることはありません。

初めて患者さんの治療をした時の緊張感を忘れたことはありません。

ー 初心、ういういしさということは、取りも直さず、新鮮だということになるのだろう ー

この台詞をサラッと書けることに、池波ワールドの真骨頂があるのだろうと思うのです。