人の 感覚  最近の歯科治療から 思う事


毎日を

患者さんの【手当て】で 追われて 過ごしています。

【本当に歯で困った患者さん】の 多いことに

驚愕し、

私が 若い世代には 現状の口腔崩壊は 経験なかったのです。

思いますに、

テクノロジー?最新機器 の 進歩の 利用の仕方 

機器の 使用への 工夫なく

ただ マニュアル通りの 【考える】歯科治療が できていない

結末が 現在の 状況を つくっているのだと 思います。

何事も

壊れたモノの 修繕ほど 手間隙を 要します。

加えて

どのように【治す】のか の前に

【なぜ壊れた】のか? の 考察が

治療方法の 決定に 大きく 影響します。

患者さんの 感情からすれば

速く 苦しみから 解放して欲しい と 思い 焦る でしょう。

そのためには

何よりも 

なぜ壊れたのか? の 原因究明が 大切ですから

どうしても そこに 大きな時間を 要します。

先の 羽生氏 と 藤井氏 の 将棋

とても 興味深く 指し手を 観ていました。

勢いは 若い 藤井氏に 在るんでしょう。

が、

羽生氏の ベテランの【技】には

大いに 考える処 ありました。

歯科治療は 戦略 と 戦術 の 組み合わせ。

将棋と 似た 処が あります。

患者さんの 口腔を よく観察してこそ

自らの 芸域が 拡がるんです。

機械が 治療する。

そんなん 私には 考えられませんよ!

アナログ人間と 若い世代から 言われます。

でも

最後は 人間の 【感覚】に 勝るものは ない と 考えています。