来年度発刊の・インプラントジャーナルの原稿に・苦しんでいました。
出版社の編集者、インプラントメーカーの社長さんなどが、
商業誌への・インプラントに関する出稿が・久方ぶりである私に気遣って、
過去5年分の・他の執筆者の原稿を送って下さったり、
さまざまな・ご厚意に大変・ありがたいと・感謝しつつ、
一向に、
私は・ペンを取ることが・できなかったのです。
なぜなら、
医療従事者に対する原稿は、
自己顕示のために・あるのでは・ありません。
これからインプラント治療に着手しようとする初心者から、
ある程度・症例を経験し、
悩みを抱えている・中堅どころ。
そのような歯科医師たちに、
難しくなく、
それでいて、
具体的に・実用できる・手当を、
隈なく・紹介することは・不可能であるからです。
それでいて、
何かは・必ず・体得して欲しい。
そんな気持ちが、
悩みを増幅し、
一向に、
構成が・まとまらなかった・のです。
が、
やっと、
昨日から、
一気呵成に・ペンを走らせています。
私の・インプラント歴は・1988年からですから、
約35年近くに・なります。
その過程を・時系列に記述し、
私のインプラント治療の・進化の過程を、
余すところなく・公表しようと・決めたのです。
たくさんの・症例は・お見せできません。
なぜなら、
私のインプラント治療は、
チタン製のネジを・骨に埋め込むだけの・類では・ないからです。
インプラント周囲環境の整備も・含めての、
包括的な・歯科治療の中の・単に1ステップが、
インプラントを・使っただけ・だからです。
このような・心境に至ったのは、
心に・栄養が・供給されたからに・違いありません。
で、
この栄養とは、
毎日・毎日の・患者さんとの・出会いなんです。