明日の2月11日。
私にとっては、
生涯・忘れられない記念日・なんです。
昭和56年の・この日、
正午から合格発表ということで、
新宿発の総武線に、
飯田橋に向かって乗車していたのです。
満員電車でした。
吊革にぶら下がり、
隣人が器用に折りたたんで読む新聞の号外に、
私も文字を追っていたのです。
市川房枝女史の訃報を報せる号外でした。
本当に、
良く記憶しているものですね。
押し出されるように・ホームへと出でて、
走るように・改札口を、
で、
富士見坂を駆け足で・登って行ったのです。
今では立派なビルに様変わりした、
当時の大学の車寄せの下の小さな広場に、
合格発表が張り出される瞬間を、
今でも鮮明に覚えています。
この日が、
私の歯科医師としての、
第1歩と・なった訳です。
今生天皇陛下のお誕生日と・同じ日の誕生日ですから、
早生まれの私、17歳の早い春の訪れ・でした。
あれから40年も・経過しました。
よもや、
母校の教壇にたつ立場になろうとは、
当時では、
思いもよらない事でした。
出来ることならば、
あと40年、
歯の仕事を続けさせて・頂きたい。
一生懸命に、
患者さんに寄り添いたいと。