月別アーカイブ: 2019年2月

今でも同じ

今年の抱負は、

シッカリと、

休養をとり、

シッカリと、

食べる!

コレが結構と難しいのが、

私の仕事です。

ですから、

休養そして食べるという

当たり前のことを、

仕事と同レベルで、

考えながら過ごしています。

日曜日と昨日の祭日は、

私にしてみれば、

珍しく、

完全休養したのです。

1日中ボォ~っと。

そういえば、

2月11日といえば、

今から30数年前の、

その日。

日本歯科大学の合格発表を見に、

総武線に乗車し、

吊革にぶら下がり、

女性の権利を強く主張してこられた

市川房枝女史が亡くなられたとの号外に驚いたことが、

ナンででしょう。

鮮明に蘇ってくるのです。

飯田橋駅から靖国神社に向かう富士見坂を

急ぎ足で進む私。

合格掲示板に自分の番号を見つけた際の喜び、

坂を逆方向に、

公衆電話を探す私。

そういう想いが、

今でも鮮明に蘇ってくるからこそ、

歯科医学から反れずに、

折れずに、

一気呵成に突っ走れたのだと思います。

今日のラストの患者さんは、

午後の6時30分からの手術です。

まだまだ、

心は当時のまま。

夢中に手当てに勤しみます。

【ネタ】ばらし

学生さんたち・だけじゃなく、

歯科医師の先生がた・でもです。

みなさんを、

講義の間、

居眠りささない

話術って、

ソレはソレは、

大変ナンですよ。

専門の話しばかりじゃツマンない。

居眠りささないようにする

【ネタ】を

いつも探し求めて。

私が活字中毒のように

読書する訳かもしれません。

よく聞かれるんです。

どんな本が良いですか?って。

その相手の置かれたシチュエーションによって

変わって来ますが。

最近、

儲けモンだった書籍が

コレ!

思わず、

時間が経つのを忘れて、

講義の【ネタ】の宝庫でした。

 

レントゲン写真の全てを物語る

私のブログって、

弟子たち、

同業の歯科医師たち、

大勢が観て下さっているのだそうな。

直ぐに、

質問の雨荒らし。

昨日のレントゲン写真。

上の小臼歯って、

今はどうなってるんですか?

先生、

どう治すんでしょう?

答え。

私の診療所に初診でお越しになられた時には、

既に抜歯されて、

歯そのものが存在していなかったのです。

レントゲン写真上での、

この小臼歯は感染根管治療ではありません。

活きている歯の神経を採っているドキュメントが、

レントゲン写真上で確認できます。

写真は全てを物語る。

リーマー・Kファイルではない、

Hファイルもどきの器具が根管に挿入されています。

しかし、

器具が、

悲しいかな。!

根管から反れて、

脇にパホってます。

見えるんです。

診えるんではないんです。

見えるんです。

あちゃーですね。

でも、

なぜか、

普通に根管充填をしてしまったのも、

レントゲン写真上で確認できます。

写真は全てを物語る。

痛みが残っても仕方ありませんね。

パホってるんですから。

で、

結局は、

この先生、

骨に孔が空いているから抜きましょうって、

その後、

インプラント治療を強く勧めてきたんだそうな。

日本歯科大学では、

少なくとも、

全ての局面において、

このような教育は行っておりません。

レントゲン写真の読影も診えるようにして、

社会へと送りだしています。

レントゲン写真は全てを物語る。

 

 

パホるって?

この間、

ブログにてご紹介した

あの患者さんが、

今日、

診療所の階段を上がって来られる

姿に、

ビックリ仰天したのです。

前回、

ユックリと、

お話しした際に、

泣くのは終わりにして、

前に進みましょうと。

ヘアスタイルも変えて、

リップも、

メークも、

キリリと、

でも、

ナチュラルメークで、

そうなさいと。

今、

吉本新喜劇のミスター・オクレさん、

思い出すんよと。

私だから、

ハラスメントって言われない、

得なキャラナンでしょう。

で、

あまりにも、

お綺麗になられ。

先生、

ミスター・オクレさん、

帰って直ぐに観ました。

ほぉ~。

そんな今日です。

患者さんって賢明ですよ。

先生、私の歯って、

パホってるんですよねっ?

患者さんの眼を観て、

うん。

パホってあるという、

業界用語まで、

お調べになって居られる。

歯医者さん、

もっと現実を認識なさいませんと。

 

 

本当に困った時の歯科医院

診療所にかかってきた電話に、

私が偶然、

出る時があります。

はい、三枝です。

チョッと間が空いて、

三枝デンタルですか?

はい、どちらさまですか?

またまたチョッと間が空いて、

インプラント1っ本、いくらですか?

こういうシチュエーション、

案外と多いんですよ。

私ですか?

う~ん?

判りません、

と、

正直に申し上げます。

だって診察してませんもの。

患者さんを診ないで、

メスを持つ医者が

どこに居るでしょう?

インプラント治療って、

慎重に、

慎重にと。

気安く考えて居られる方って、

私の出番ではありません。

私は

【本当に困った時の歯科医師】ですから。

宣伝しなくても、

口コミで、

紹介で、

私の患者さんは間に合っています。

先生、診てくれませんか?

その時には、

三枝デンタルオフィスの扉は大きく広くと。

 

お元気なことは誠に喜ばしく

胸の前で両手をクロスして、

椅子に腰掛けて、

片脚を持ち上げる。

で、

もう片方の脚で、

立つ!

それを交互に繰り返す。

先生、やってみて!

76歳になる女性患者さん。

迫力に圧されて、

素直に従う私。

いち、にぃ~、さ~ん!

声高らかに、

私を見守る彼女。

あぁ~降参。

ダメねぇ先生。

さぁ、次は私よ!

いち、にぃ~、さぁ~ん、しぃ~。

遂には48回。

自信満々な笑顔で、

私の筋肉年齢、先生っ、あ・て・て・みてっ!

そんなん知るかぃな、

とは言えません。

う~ん20歳くらいですか?

と、

おおサバ気味にて返す私。

ほっほっほ!

そこまでは行き過ぎ、先生っ!

34歳っ!

指にて、

3の字、

4の字を、

強調!

次には、

先月に、

誤飲防止の予防法としての、

摂食嚥下トレーニングを、

教えて差し上げた、

唇を閉じての舌の回転運動を披露する彼女。

先月は唇が、

うっすらと開いていたのですが、

目の前では、

唇はシッカリと閉ざされ、

グルン、グルりと、

大きく、

舌は、

動く、動く。

いや~、参りました。

先生、

来月もメンテナンスに来ますよ。

その時まで、

良いっ!

ストレッチ、

確認するわよ!

またまた降参。

 

育て

午前いっぱい、

ご近所の歯医者さん母子の歯科治療。

お嬢さんが立派に成長なさっておられ、

微笑ましく。

さてさて、

1口腔単位の治療の真髄を、

総合診療という意味を、

実体験して、

感じて下さればと。

野球で言う処の、

マウンドに立つピッチャーみたいなモンですよ私は。

構えて、

全身全霊で、

投球フォームに入りました。

先生、

これから、

根管治療とプラーク・コントロールに入ります。

私らの仕事は、

患者さんを掌の中で、

包んで、

包んで、

温める仕事です。

さてさて、

歯科治療のプロたる歯科医師は、

心が硬くて、

本音では、

色々と。

飼い主にお腹を観せるワンちゃんみたいに、

互いの信頼関係を構築する手立てを、

私は根管治療だと考えています。

と申し上げたのです。

粘いですよ。

歯医者ってのは。

私とは専攻が違うことから、

お越しくださったのでしょう。

ありがたいことです。

遠方の歯科医師の治療や、

医師の治療より、

ご近所の歯科医師の治療は、

別の意味で、

育って頂きたい気持ちが強いんですよ。

夢求め

ケンタッキーフライドチキンの創業者である

カーネル・サンダース氏のことを知りました。

60歳近くになった頃、

なんとかやっていたレストランが、

新しい国道のルートから外れて営業不振におちいり、

この店を手放さなくてはならない羽目に。

借金を払うと手持ち資金は0。

年金は月々105ドル。

65歳になったサンダース氏に残ったのは、

中古のフォード車と。

フライドチキンの作り方だけだった。

が、

彼は奔走した。

車の中で寝泊まりしながらセールスを続け。

で、

彼はアメリカン・ドリームのヒーローになったのです。

私なんぞは、

まだまだ鼻垂れ小僧!

65歳まで9年もあるではないか!

歯学部の教育が6年。

プラス3年もあれば、

私の時代であれば、

一通りの基本的治療は出来たモノだと。

そのくらい沢山の時間がアルデハないか!

通勤途中のカーネル・サンダース氏のお人形が視界に入る度に、

車中で、

大いに気分が爽快となり、

少年時代に心ワクワクさせてくれた

銭形平次のテーマ曲を、

3番まで高らかに歌うのが、

習慣になってしまったのです。

お~とこ、だったぁらぁ~、

1つにかぁけぇるぅ~。

 

根管治療専門医

私が根管治療を委せるのは、

日本歯科大学の新海保存学教授と江面総合診療科教授です。

両先生は、

オーソドックスで確実な手法を

今でもお使いです。

かくいう私も。

MTAセメントも使いますが、

主はガッタパーチャポイントとキャナルスです。

意外でしょう?

ただ、

絶対に譲れないのは、

ラバ-ダム防湿環境下で、

根管を大きく広く拡大し過ぎず、

絶対に根管の先っぽを破壊しない。

器具が根管の先っぽから飛び出さないこと。

根管の中を徹底的に次亜塩素酸ナトリウムとオキシドールで、

シッカリと、

クドイくらい洗浄すること。

で、

何度も何度も治療を引っ張らない。

1回か2回の処置で片付ける。

これも私らの共通項だと気がつきました。

ニッケルチタンの必要性は全く感じません。

機械よりも、

私の自分の手先の繊細さを信用しています。

この患者さん。

40歳の女性です。

泣いて、泣いて、

初診でお越しになりました。

担当医からの、

このレントゲン写真と、

CT画像を手にしてお越しになりました。

処置の際のレントゲン写真には、

器具が根管の先っぽから、

大きく飛び出して、

根が割れるほどに根管は削られ、

無論、

ラバーダム防湿はしていませんから、

ダダ漏れの中、

根管も根管の先っぽの組織も、

傷つき、

汚染されています。

何のためでしょうか?

緑色のマーカーが

画像の上にイッパイ。

患者さんへの説明のためのマーカーでしょうか?

いったい、

何をどう説明するんでしょう?

泣く患者さん以上に、

歯がオンオンと泣いています。

何故CT撮影の必要性があるのかは、

私には理解できません。

私の心も、

オンオンと泣きたい想いです。

もう根管治療は、

一般歯科から取りあげるべきと思うのは

私が間違いでしょうか?

 

 

三枝デンタルオフィス

今もササッと、

インプラント手術を。

執刀終わるまでは、

糸が張りつめたように、

ピリピリしていますが、

患者さんの前では、

絶対的安定感でと。

手術の前は、

部分入れ歯のセット。

ほぼ無調整です。

だって、

手間暇かけての前準備してますから。

どちらの患者さんも、

拍子抜けした様子。

こんな良いことはありませんよ。

昨日の手術は、

難しい症例でしたから、

執刀し終わったあと、

真っ直ぐ帰宅して、

サッサと入浴して、

爆睡。

だって今日の治療に備えてと。

歯科医師の実績のなかに、

症例数ってのがあります。

アレって、

どうなんですかね?

私からすれば、

お見通しナンですが。

だって、

経験者ですから。

私の診療所はインターネット上での

【広告】ページなんか無意味だと考えています。

今さら、

他の歯科医院と比べて欲しいって思っていません。

私の診療所は特殊ですから。

だって私の診療所ですモノ。