今日、
歯医者さんの治療をしている時の・出来事です。
チョッと一休みの際に、
その歯科医師がボソッと、
囁きつつ、
先生は・こんな時に・どうなさってる?
と、
問われたのです。
最近、患者さんがインターネット情報から
調べに調べて、
ご自身で診断し、
ご自身で治療方法を決めて、
ソレを当たり前のように・指示して来られるとか。
フムフム。
ソレは私も経験することです。
インターネット情報で調べに調べてと、
私は先に・記載しました。
調べることと、
勉強することは違うんだよと、
私は言いたいのです。
患者さんが知識を高めてくださると、
治療する側の私らは・大いに助かります。
ですから、
そのような場合には、
治療成績はグ~ン!と、
良くなります。
でも、
ソレと、
ごめんなさい。
素人の方と、
プロの間には、
大きな【差異】があるんです。
私は、
私自身の行った検査の結果、
自分自身の5感からの情報しか、
信用していません。
ですから、
患者さんのリクエストは尊重したいと思います。
しかし、
私は患者さんの【手】ではありません。
患者さんに指図されて、
ハイハイ素直にメスなど、
持てる筈ないじゃないですか。
セミプロと社会人リーグ、
ソレとセ・パ両リーグの選手の差以上に、
医療情報を知っていることと、
ソレが本当に、
御自身の状況と一致しているのか、
その判断基準は、
プロだからこそ・できるンですよ。
また、
私は・それほど暇ではありませんから、
その手の面倒さは・ごめんなさい。
私は・そういった類の患者さんの治療は、
お受けしていません。
そんなことを、
その歯科医師に申し上げました。
すると、
その患者さんが歯科医師に言ったンだそうです。
医者は患者を断れないだろっ。
絶句されたそうです。
先生、そういう場合は?
簡単ですよ。
私は名医ではありませんからと
仰れば良いンですよ。
私が麻酔医と歯列矯正医に治療を依頼する際には、
専門家に全面的に委せています。
なぜなら、
私が信頼しているプロだからです。
私は・患者さんが好きです。
患者さんって、
私の患者さんのことです。
私は人間が未熟ですから、
本当に歯のことを大切に考えて下さる方に、
エネルギーを全力投球します。
この間、
私の根管治療をお受けになっている患者さんから、
ズシンと、
伝わってきたのです。
私に全面的に身を預けておられるのを、
実感しながらの・治療でした。
このような患者さんのための主治医であることを
名誉だと感謝しています。
治療する前は、
私の患者さんではありませんから。
私は・匂いって云うンでしょうか?
合わない方は診ない主義ナンで。