新入生の学生諸君に対する
特別講義で、
必ず申し上げるんです。
私も皆さんも、
ある意味において17歳時点での、
受験勉強落伍者であると。
なぜなら、
偏差値が76あれば、
東大にゆくでしょ!
私らのような専門職は、
本来であれば、
4年制大学に、
ひとまず入学して、
青春期を文学でも良い、
経済学でも良い、
教養を身につけて、
また、
ゆったりとした環境で、
世間との関わりとか、
社会の一応の仕組みを、
身を以て体験して、
それから、
それでも、
医師になりたい、
歯科医師になりたい、
そんな目的を持ってから、
門を叩くべきナンです。
東大卒業してから日本歯科大学ってのも良いじゃないですか。
私の場合は特種な環境に恵まれたんです。
世の内外を問わず、
歯科界のスーパースターたちに
直接の縁を持てたンですから。
運が良かったンでしょう。
ただ、
1度決めたことは、
折りませんでした。
そりゃ、
途中で投げ出しそうになりましたよ。
そんな時に、
先ほどの、
もう落伍者になってはならないと。
今の自分の身の丈を正確にジャッジすることには、
相当な勇気が必要です。
自分が情けないですから。
それでも、
自分ジャッジしなきゃならないンです。
ソウすると、
継続することくらいしか、
自分には能力がないのだからと。
やらざるを得ない。
そもそも天才じゃないですから、
自分自身全てを、
歯科医学の方に、
無理やり合わせてきたって云うのが、
正直な処でしょう。
患者さんとの関わりを持つことで、
仕事が成立するのが医療職です。
ですから、
継続することくらい、
最低条件だと思います。
歯科医院のブログを観て、
継続できていないことと、
忙しいから継続できていないとは、
全く違うと思いますね。
そもそも私は作家ではありません。
文章を書くプロではありません。
でも、
私は歯科医療のプロですから、
患者さんや歯学部の学生諸君への
メッセージをたゆまなく送ることは、
私の仕事の一部ナンです。
継続こそ力ですね。