ナイチンゲールの気持ち


カトリックの洗礼を受けた私ですから、

さぞかし、

穏やか人に変わったのでしょう?

イヤイヤ。

ついこの間、

大人げなく、

ブッチギレちゃいました。

相手ですか?

放射線科の開業医の知人処の受け付け嬢にです。

余りにも気取って、

上から目線な、

物言いに、

遂に私の堪忍袋は炸裂したのです。

患者さんの検査依頼は、

他に代えました。

で、

私の内心で思ったのです。

この医院は、

この受け付け嬢を早々に切らないと、

大変なことになるな!と。

綺麗で最先端の医療を提供する医療機関のスタッフには、

私ら医師は、

相当に注意を払って、

ジッと観察する必要があります。

ソレは、

スタッフが勘違いするからです。

医療機関の主役は、

誰でもない、

患者さんなのです。

医師ではないのですよ。

患者さん主体の医療。

ソレを現実と理想のギャップを

どうやって埋めてゆくのか。

ソレが院長の大きな手腕なのです。

私ん処も、

スタッフが代わりました。

現状は、

スタッフ業務全般を、

私自身がヤッて見せています。

受け付けから、

口腔のクリーニング。

器具の清掃・消毒。

全般です。

電話の応対も、

出来る限り、

私がヤッて、

見せています。

ナイチンゲールの気持ちに成りきれる人、

ソレが医療人の最低ラインです。

そこから技術的なことがスタートする訳です。

ただ、

ナイチンゲールの気持ちになれない資格保持者は、

大勢いらっしゃる。

でも、

私の診療所では、

そのラインだけは、

絶対に維持するために努力しています。