月曜日から水曜日まで、大学に出勤していました。
今までは講座での仕事で、
講座と云うのは研究と基礎的学問を学生に教育する処です。
今回からは病院での仕事です。
第5学年生が病院での患者さんへの実際の治療を行う行為を指導したり、
歯科医師免許を取得したての臨床研修医たちへの教育、
そして、
総合診療科で働く歯科医師たちへのアドバンス的な教育。
これが大学での私の仕事です。
朝の8時前には大学へ入り、
ホテルに戻るのは0時を回ると云う塩梅。
その間、
昼食もままならず、
座る暇さへありません。
広い病院を行く処どころで、
学生たちや、研修医たちから呼び止められるのです。
先生、歯を削って見せて下さい。
先生、この技工を実際に見せて下さい。
各々が、
手にした模型を手に、
走り寄って来るのです。
そう言われれば、
断れない質な私です。
で、
やって見せて、
歓声の声を聞き、
オダテられれば、
調子にのって、
ついつい、
裏技を披露してみせて。
一ヶ所で終了し、
廊下を歩いていたら、
また別の集団から、
先生と。
ベテラン組の医師の一部には、
厄介な奴が帰って来たなと云う空気を感じながら、
今の若者たちは、
良い感性と、
正常な物指しを
持っているのだなと。
大いに安心し、
この若者たちが将来の母校を支えてくれることに
これまた安心したのです。
私は母校に感謝しています。
やっと、
そのご恩返しができることに
これまた感謝して帰って来たのです。
1年先までの仕事も指示されています。
こんな私でさへ、
本当に、
この母校で学んだからだと実感しています。