香川県高松市に於いて
私は診療所を構えて随分と経つ。
当時、此の地に於いて
インプラント治療を行っている
歯科医院は数件在ったが、
いずれもリンコーのブレードタイプで
オッセオインテグレーションタイプの
インプラントは採用していなかった。
私の診療所が
ブローネマルクのものを
最初に使用していたと
記憶している。
随分と周りの歯科医院からは
悪口を言われたものである。
当時、幼稚園へ通っていた
今は大学卒業を間近に控えた長女は
同級の祖母から
インプラント治療に携わっている私の
悪口を聞かされ、
泣いて帰って来た事を
思い出す。
大人気の無いバアサンであるが、
其の歯科医をしている倅の
親であるから
普段から私の悪口を聞かされ
致し方無いのかもしれぬ。
其のバアサンの倅の歯科医の
ホームページを最近、
観る機会があった。
お世辞にも上手いとは云えない
自身のインプラント症例が
披露してあった。
今は歯科と言えば
猫も杓子も
インプラントという時代となった。
言うは易し、
先ずは、
20年は経過した
自身の症例を100は持ってから
物言うべしと
最近、インプラント症例の先駆者と会ったら際に
同じ事を言っていた。
オールオン4なるものを
得意としていると宣う
歯科医を私は信用していない。
私にとって
インプラント治療というのは
歯科医人生の歩みと
云うべきものである。
私は申し訳ないが
自身の主観を一番信用している。