今も手術が終わった処です。
先ほどの手術は緊張しました。
出血が多かったのです。
歯周病のコントロールは完璧な患者さんなので、
普通であれば、
ほとんど出血などありません。
その証拠に、
手術に際して私のゴム手袋には血で汚れませもの。
が、
先ほどの患者さんの場合には、
歯の根の先に溜まった炎症が大きく、
骨の広範囲に渡って拡がっていたのです。
炎症性の病変を丁寧に丁寧に取り除くながら、
溢れんばかりの血液を止め、止め、
エレクトリックメスにて凝固止血。
で、
また炎症性病変を丁寧に丁寧に。
新鮮で綺麗な骨が診えたら、
止血は止まります。
ここでマイクロスコープの出番です。
拡大された視野にて、
微量の炎症性病変が無いかのチェック。
で、
チョッとでも診えたら、
また丁寧に丁寧に。
人工骨を補填して骨の形態を整えます。
で、
縫合。
背中に汗だくってのが現実です。
写真で視れば派手な治療に観えるんでしょうが、
楽な稼業ではありません。