自宅前の公園の桜は、今が盛りです。
玄関戸を開くと、
一瞬、
眼を奪われてしまうほどの命の伊吹です。
週末から新潟です。
私の好きな信濃川に懸かる萬代橋が跨ぐように広がる【やすらぎ堤】。
雨の日も、
雪の日も、
私は毎朝、散歩するのが新潟での日課です。
写真の遠方に観えるのが萬代橋です。
その向こう側は日本海へと続いています。
週末のやすらぎ堤は、
恐らくこのような光景でしょう。
私は娘、息子ともに、
幼い頃から言い聞かせています。
父の骨は、
この萬代橋の下の信濃川と一緒にしてくれよ!
と。
子どもたちも生きてゆく上で、
何度も何度も壁にぶち当たるでしょう。
そんな時に、
私は言い聞かせています。
父は、いつも此処に居るから来れば良いよ。
父の声は耳には確かには聴こえなくても、
必ずヒントが閃く筈だから。
それが父の声だからと。
人の一生とは、
桜の花のように儚いものです。
それでも、
桜は毎年、毎年、
花を咲かせます。