決まった毎日


私はマリリンと出勤します。

診察の合間は、院長室にてお利光さんに待ってくれています。

30代の頃に娘に請われラブラドールレトリバーが

家族に一員になりました。

当の娘が世話するのは数日間のみ。

後は父親の仕事になるのが普通のようです。

が、

男の30代は仕事盛りです。

またこの間に私は離婚も経験しました。

孤軍奮闘の時代でも在りました。

私は大いに反省しています。

ラブリーと云う名のこのラブラドールレトリバーに

もっともっと大きな愛情を懸けてやれば良かったと。

マリリンの顔を眺めつつ、

ラブリーの表情が重なって観えます。

マリリンと呼びながら、

心うちでは、

同時にラブリーとも呼んでいるのが判ります。

もう後悔したくはありません。

私はマリリン中心の生活を送っています。

相手は犬ですから、

そりゃ規則正しいですよ。

私にとっても良い習慣ができたと

マリリンに感謝しています。