この数年、暖めて育ててきた研究が在ります。
虫歯制御の研究です。
現段階においても、
この研究は進めています。
虫歯は歯科医師が取り除く治療が中心です。
ですから、
虫歯が大きく拡がると、
沢山の歯質を削らねばなりません。
更に、
進行した虫歯になると神経を除去せねばなりません。
歯を殺したくない!
コレが私の研究の第一歩でした。
今では、
大勢の共同研究者が関わってくれています。
日本歯科大学が中心となっていますが、
他の大学の歯学部以外の研究室も協力してくれています。
先般、
いささか見切り発車ではありますが、
日本歯科大学 新潟生命歯学部 生物学 準教授の岡君が
オドントロジーと云う専門誌に投稿したとのこと。
この研究は一昨年、岡君が担当してくださったモノです。
この研究を起始点として、
現段階は更に進んだ段階に至っています。
私自身は、
実際の治療に応用し、
ほぼ2年、
全く神経を採る治療をしなくて済みました。
私的には公表には、
あと少しばかり検討を加える必要性を感じています。
歯科医学へ貢献する。
コレが私のライフワークです。
功名など愚かしい行為であり、
私らは、
真理の追求が楽しいのです。