今日はゆっくり目のアポイントメントですので、
今しがたお昼を捕りに街へと出向きました。
冷たい外気です。
コートの襟に頚を竦めて、
両の手はポケットに入れて店探しです。
で、
驚きました。
街に若い人の姿が見当たらない。
人は多いンですよ。
寒いンですが。
こう言う言い方は大変失礼なんですが、
すみません。
街歩く人たちは、
ご年配の方ばかり。
大きな迷惑かもしれませんが、
お風邪ひくんじゃないかと心配しちゃいます。
でも、
街ゆく人は、ご年配ばかり。
お元気なんでしょうね。
それにしても若い世代はどうしたンでしょう?
もっと外へ外へと出ないといけませんね。
今時の若いモンはと云う台詞も在りますが、
最近の若い人って良いですよ。
モノ言い様も、
最初はフム?と感じても、
此方が紳士的対応で応じると、
キチンと遇わせてきます。
診療所の玄関の靴脱ぎ場でも、
初診の時は、
それこそ脱いだ靴は脱ぎっぱなし。
でも、
診療所から帰る際に気づくんでしょうね?
キチンと靴が揃えてあることに。
二回目からは、
ご自分でキチンと靴を整えて居られます。
治療の目的なり、
出来ること、
出来ないこと、
しない方が良いこと、
した方が良いこと、
キチンと話しが理解できるのも
若い人が多いですね。
思うに、
上の世代が、
若い人を押さえ付け過ぎじゃないですか?
若い患者さんも治療が進むと、
私との距離が縮まるンでしょうか?
あれやこれやと、
相談事してこられます。
私ですか?
私の若い時分なんぞ無茶苦茶してましたから。
アドバイス出来る資格などないのですが。
ただ、
前進む道が二つあった時には、
苦しい道をお選びなさいとだけ。
その方が良かったような気がしましたよ、私はと。
彼らからすれば、
私はお爺ちゃんなんでしょうが、
私はいつまでも若い気で居ります。
若い患者さんを観て、
可愛いいと感じて、
エールを贈りたくなるんです。
そんな想いから、
歯の形や色、噛み合わせを診て、
1日がアッと云う間に過ぎてゆくのです。