知識としての治療方法と、
その治療方法を正確にできる事とは違います。
それには、
その治療が対象となる疾患の既往症であるかどうか、
解剖学的な制約を受けることなく達成できるのか、
全身的な問題での制約を受けないのか、
で、
一番の肝心要な問題は、
その医師に、
正確に出来る技術があるのか。
治療成功への道は険しい道です。
そのことだけに集中する能力と、
作業しながら同時に、
周囲の空気を伺う背中のアンテナを
両有する能力がなければ、
仕事などできないと思います。
そのために、
毎日、毎日、
努力するのです。
嫌なことは日常茶飯事。
でも、
すべき事をするのは、
自分自身の足腰を鍛えることになります。
私は歯医者になりたくて、なりたくて、
この道に入りましたから、
矛盾を感じません。
矛盾を感じるのは、
中途半端で治療を進められた不幸な症例に遭遇した時です。
ジッと、
待つことも、
何事にも通じる大切な行為だと思います。
諦めないで、
さじを投げ出さないで、
不貞腐れないで。
それが自分自身のためですから。