根管治療の極意


指先の器用不器用も当然あるんですけど、

歯科の治療全般において、

特に根管治療なんかは、

歯科医の性格ってのが、

大きな治療の成功の鍵なんじゃないかと、

最近、私は思うんです。

で、

どういう性格かって云うと、

スッポンのように

食いついたら放さない執念深さって云うか、

1に根気、2に根気。

3、4が無くて、

5に根気。

先程、根管治療してたんですが、

根管充填の後のレントゲンでのチェックで、

自分のした治療なんですが、

気にくわない!

直ぐにやり直しですよ。

こういう処は、

私には恥も何もありません。

患者さんへは、

もう一度直ぐにやり直しますって伝えて、

直ぐに再度トライします。

私は歯科の仕事を野球に例えるならば、

確実にバンドで走者を送るという、

くそ面白くない手順が1番大切なんだと考えています。

往年の長島選手のプレーはファンを大いに沸かせたモノでした。

ハラハラドキドキ!

が、

歯科治療は見世物やゲームじゃあありませんから。

特に根管治療なんかにおいては、

根気が全てだと思うんです。

マイクロスコープは当然使いますが、

使えば良いってもんじゃない処が、

根管治療の面白さでしょうか?