そうかもしれません


仕事が終わって玄関戸を開くと、

犬が両手をついてのお出迎えです。

直ぐにお仏壇の輪を鳴らして合掌し、

着替えて直ぐに、散歩へと出かけるのが習慣となりました。

近所の景色と言っても代わり映えしませんが、

それでも尻尾を大きくフリフリ!

で、

時に瞼目映くしながら歩く犬の姿を

本当に美しいと感じます。

始終、頭から治療のことが離れません。

犬との散歩が唯一の私の心の安らぎかもしれません。

帰宅してから、それこそ翌朝起床するまで、

犬が私から離れることはありません。

私の昔を知る人は

「 先生、人の何倍もすることしたから、大人しくなられたわ」

そうかもしれません。