昔、【はぐれ刑事 純情派】と云う連続ドラマが放映されていました。
藤田まこと主演で、氏が主演を務める【剣客商売】とは、また違った味わいがあって、
私はこのドラマが好きでした。
刑事とは、理屈抜きで、脚で仕事をするもんだと云う台詞が好きでした。
私の仕事は、一応は自然科学に属しています。
しかし私は、歯科とは科学よりも職人仕事だと感じています。
理論的裏付けの重要性は、人の身体を預かる訳ですから当たり前だと云う前提の基で、
兎に角、四の五の言わずに、先ずはヤってみる事が大切だと云うことを、
私は仕事を通じて学びました。
仕事を行う上において、様々な観点から考えることも学びました。
仕事ですから、成果をあげなければなりません。
が、利益なりの結果重視だけの仕事は、世の謗りを受けねばなりません。
仕事を通じての社会貢献も十分に考慮するべきだと思っています。
大きな仕事においても、其れは小さな結果の集合体です。
コツコツと、それでいて期限を決めて考えながら、刑事のように無駄な手順を踏むことは
決して無駄ではないと考えています。
そうする事で、仕事が自分と云う人間を育ててくれるんだと信じています。