以前、診療所の近くにリラクゼーションって云うんですか?
マッサージの類いの店が新装開店したのが眼にはいり、
お昼の休み時間に立ち寄ってみました。
で、60分のコースをお願いして、チョッと骨休めと‥。
が、5分も経たずに、私はイライラが募り始めたのです!
下手なら未だ我慢は出来ます。
この、恐らくはマッサージ師の免許は持っていないであろうえせマッサージ師の
手抜きの技に、私は爆発寸前となったのです。
内心で、キレたらアカン!我慢や!我慢や!と、
リラクゼーション処か、サウナ風呂の我慢競べのような心持ちになりましたが、
あー、もうダメだ!と、
私の中の細い細い我慢糸はプッツン!と音を発ててキレてしまい
ー もう結構です、中止! ー
と、一言。
慌てて私を見つめるこの仕事を舐めきった輩を他所に、
私は衣服を整えてカウンターへと赴き、
僅か10分程度の我慢競べの代償として60分の料金を置いて出てきたのです。
そう言えば、こんな事もありました。
えらく流行っているお好み焼の店が在ると云うので行ってみたときのことです。
私は昔にお好み焼のアルバイトをしていた経験もあり、
焼そばの最後の締め括りとしてソバをソースと絡ませる際にサービス精神旺盛な私は、
こて捌き鮮やかに!と、
ナイアガラの滝と呼ばれる技に浸って、
鉄板越のお客さんからの拍手喝采を浴びていたのです。
で、大きく期待に胸膨らませて、この評判の店に入った私です。
一口、食した私に、
自信満々の店の親父は
ー 食べたことないやろ!どうや!お客さん! ー
で、正直者の私は一言、
ー 不味い! ー
このときは、鉄板ムセかえる店の空気がいっぺんに
冷たく冷めたのを感じました。
私は、悪気はないのですが、
技術職、所謂、職人さんって云うんですか?
そういう職種には酷しいと自覚しています。
ラーメン屋さんでも、なんでも、1つの芸事に生きるって云うのは凄い事だと思っています。
ですから、猿のモノマネのような偽物は大キライです。
角がたつんで判ってるんですが、
偽物がまかり通るんなら、本物の正直者が報われないと思って、
つい、口からツルッと本音が出てしまうんです。