末の娘は小学校へ上がったばかりで、お姉ちゃんたちとは異なり
まだ給食が始まっていません。
お昼前に集団下校で、診療所まで帰ってきます。
その前後の20分程の間は診察をしないようにしています。
外に出でて、診療所近くの中央公園前の交番前で、
街路樹の陰から、身体を出したり引っ込めたりしながら、
遥か向こう側から近づいてくる黄色いランドセル集団のなかの娘の姿を探す私です。
自分で顔が崩れる程に喜ぶ私は、やはり本物の親バカです。
娘は娘で、私の姿を見つけるや否や、ニコニコ顔で全力疾走!
で、あとは手を繋いで貰って、今日の出来事を聞かせて貰っています。
そう言えば、今では私の第1の批判者にまで成長した社会人の娘も、
小学校へ登校する際に、近くの交差点で娘の後ろ姿をズット見送る私に、
何度も振り返り、私の姿を確認していたものでした。
末の娘も確実に、上の娘の如く独りで大きくなった口を利くようになるのは重々承知の上ですが、
今は日頃の疲れを娘の笑顔で癒して貰っています。
ー ちょっと、娘のお迎えに! ー
ー ほー、先生、それは行って来て!待ってますから、急いでお怪我の無いように! ー
普通の医院では考えられない光景でしょう。
これが三枝デンタルオフィスです。