娘たちとの接し方


大きな手術が終わって、来週の火曜日の手術の患者さんに対する最終チェックをするために患者さんを待っている間に、

新患の患者さんの電話での応対やメールに追われて、

で、患者さんに戻り、最後の最後のチェックが完了してフラフラになって院長室に戻ったら

3人姉妹が掴み合いの大喧嘩の最中でした。

それぞれが私の側で、言い分を言い立てます。

ー いいかい!みんな!パパの前に正座してパパのお話を聞いて下さい ー

ー パパがみんなを大好きなのは判る?知ってる? ー

皆が一様に頷きます。

ー 時々パパはみんなをバシン!と叩くでしょう?なんで!って腹が立つでしょう?ー

ウンウンと頷く娘たち。

ー 真代ちゃんが心臓の病気になって人の心臓が必要になった時にパパのをあげる。ー

ー そうしたらパパは死ぬやん! ー

ー いいよ!死んでも。 ー

ー ももちゃんの血が全部交換しないとももちゃんが死ぬんだったらパパのをあげる。 ー

ー パパは死んでももを生かせてくれるの? ー

ー パパはそれで嬉しいんだ! ー

末の愛菜ちゃんは泣いていました。

ー パパは命をみんなにあげる。それで幸せなんだよ。ー

ー 君たちは姉妹のために死ねないし、死んではならないし、恐いでしょ? ー

ー だから君たちは絶対に姉妹に手を出せないの!それは命を捧げていないから。ー

ー 君たちは上のお姉ちゃんには身体の大きさ、勉強、力でもお手伝いでも叶わないでしょ? ー

ー だからお姉ちゃんには逆らわないこと! ー

ー パパはママにもよく怒ったよ!パパは何時でもママのために死ねるからね!ママが悪い時は雷を落としたモノ! ー

ー 他所に出かけた時にお行儀悪い人っているよね?パパはみんなにあぁなって欲しくないの。ー

ー だから悪いことはガツンと怒るよ。これはパパの仕事でもあるんだよ! ー

帰宅してから、スーパーでの買い出しから冷蔵庫の整理に犬のお世話に食事の支度。

気持ち悪いくらいに協力的でビックリすると共に、

風呂の湯が貯まるまで、みんなが私にダッコです。

皿を洗っている間に、娘たちが洗濯をたたんでくれるでしょう。

で、みんな入浴し一緒に歯磨きして、犬の散歩で、みんなで床に入ります。

これが私の家族への考え方です。

気にくわない、横暴だと思う方も大勢に居られると思います。

私はみんなを社会に貢献できる、人から頭から遣われる人になって欲しくはありません。

ベッドメーキングもみんなでしますが、ママの枕もキチンと一緒に並べています。