暖かい心


毎日、毎日、患者さんに接する生活を送ってきました。

私たち医療に携わる人間の普遍が、そっくり患者さんに当てはまる訳ではありません。

大晦日に緊急入院した私の患者さんから毎日、電話がかかって来ます。

世間は休みの真っ只中。

脳梗塞の発作でした。

救急車で搬送された先の救急病院の日常は、この患者さんの神経を逆なでする事ばかりのようです。

本来であれば感謝されなければならないこの救急病院なのですが。

デジタル検査機器での精密検査や点滴注射も大切ですが、

患者さんに対する心遣いや気配りが【手当て】の基本であることを

私たちは忘れてはなりません。

青臭い言葉かもしれません。

でも、情熱をもって仕事に臨み、

かつ

暖かい心で人と人との繋がりでと、

今更ながら【ナイチンゲールの心】での手当てに尽くすのが、

私たちの仕事の本分であると実感させられました。