医療従事者の 苦悩


新型コロナウィルスへの 警戒から

88歳の 母親を

知人の経営する 病院に あずかって 貰いました。

数年前に 転倒し 大腿骨にチタン製のプレートにて固定手術を 受けた母親の

リハビリテーションも兼ねて。

私は 毎日を 患者さんと 接しています。

全ての 患者さんに

治療の直前に 抗原検査を 受けて頂き、

三枝デンタルオフィス内に、

絶対に 新型コロナウィルスの侵入を 阻止する

あらゆる手段を とって います。

それでも、

仕事柄、

私だけが 絶対に 大丈夫とは 言えません。

通勤途中で 感染する 可能性も あります。

私の医療観と 同じ 医師の管理する病院であれば

母親を 新型コロナウィルスから 隔離できると 判断し

行動に 移したのです。

スマートフォン大嫌いの 私ですが、

この頃は この時代のテクノロジーに 感謝しています。

フェイスタイムにて、

テレビ電話で 母親と 会話できるからです。

画面の 向こう側の 母親の 発する 台詞は

いつも 同じです。

仕事は大丈夫?

身体に 気をつけて!

無理し 過ぎないで!

この辺りまで くると もう イケマセン。

目頭が 熱く なります。

ただ、

シメは

アイスクリーム持って きてね!

相変わらずの 食いしん坊。

新型コロナウィルスは 制圧できていない現状、

人として、

我慢すべき 時が 今なのに、

街には 不要不急でない 人たちの

楽しそうな 娯楽行動が 視界に 入ります。

私の診療所は 本当に ちっぽけな 小さな 歯科医院です。

それでも、

必死で 患者さんたちを

この 厄介なウィルスから 護ろうと

あらゆる手段で 丁々発止してるんです。

一般の みなさん。

今は 辛抱しましょうよ!