習慣


朝の7時前です。

診療所の院長室の・窓を開け放って、

御仏壇に・線香を焚き、

CDのお経を・かけながら、

秋の気配の中、

ブログを・認めています。

今日は、

私の祖父の母親の・月命日です。

私は・曽祖母の顔を・知りません。

しかし、

幼い頃、

厳しい・筋目を通す女性であった事を、

嫁に・相当する祖母から、

そりゃ・恨めしそうに、

何度も・何度も・聞かされました。

ですから、

親しみを・感じています。

この曽祖母の・父親が、

三枝家のルーツとでも・言いましょうか。

播州・赤穂で・塩商いを・しておったそうな。

名を・金次と言いました。

幕府の世は、

商人は・苗字が許されておりませんでしたから、

屋号として【潮金】と・名乗って・いたそうな。

所謂、

潮屋の・金次って・処でしょう。

私の母親・武家の出であったので、

夫婦喧嘩の際に、

その辺の・家の伝統の差を、

父親に・舐めた口で、

罵っていた事を、

何故か?

ふと・今・思い出したのです。

しかし、

ひでぇ・モン・ですね!

女性の口って・どうにか・なりませんかね?

だから、

男は・寡黙に・なるんですかね。

そんな・私の心内を、

曽祖母は・判っているんでしょうね。

笑って・るんで・しょうか?

自宅に・御仏壇を設置したいんですが、

ちっちゃな家なモノで、

浄土真宗の・ドデカイ・金ピカに・輝く・御仏壇を置く場所が、

リビングルームしか・ないんです。

ご先祖様的には、

家族と・一緒に過ごせる訳ですから、

少々・喧しいですが、

許しては・くれるでしょう。

が、

問題は、

先のマリリンを・はじめとする・犬の軍団なんです。

御仏壇の中に、

ソレは・美味しそうな・お供え物が・在るじゃない・ですか。

ソレを・目指して、

悪い事・するんです。

こりゃ・もうダメだ!

で、

静かな、

私の院長室に、

御仏壇を・移って頂いたんです。

私は・却って・良かったと・思っています。

ヤンチャ坊主であった私も、

ソレなりに・歳を重ねて、

地道に・仕事しています。

白衣を着て、

診察に・向かう度に、

御仏壇を・振り返り、

それでは・頑張ってきます!

そう・声をかけるのが・習慣に・なりました。