歯磨きについて その2.


最近、テレビを眺めていましたら、歯磨きをいつした方が良いのか?と云う特集をしていました。

食事の直後は、口の中が酸性になっているので、歯をゴシゴシ磨くと歯が磨り減るので良くないと云う内容だったと記憶しています。

物事は、一面からだけ観る事は慎まなければなりません。

食事の直後は、確かに酸性の環境に偏ります。

その原因は?

人の口の中には沢山の微生物が暮らしています。

その微生物の栄養源は?

人が食べる食材です。

ですから、人が口の中に食材を入れると、それは微生物の栄養源にもなります。

人の代謝機構は複雑ですから、食後に食べ物が排泄されるのに凡そ2日ほど要しますが、
微生物の代謝機構は単純で、食べた直後に排泄します。

人の排泄物の臭いを御存知ですね?
あの臭いのもとはメタン、スカトールと云う物質です。

対して、微生物のウンチは酸です。

ですから、食後ただちに人の口の中は酸性になるのです。

人は慌ただしい毎日を送っています。

歯磨き中心の生活を送っている訳ではありません。

理屈上での歯磨きの時期をウンヌンするよりも、先程のメカニズムを理解する事の方が重要でしょう!

また、歯ブラシでゴシゴシ歯を磨くなんてナンセンス!

丁寧でジェントルなブラッシング方法に変えるべきでしょう。

私はできれば、食事の後には丁寧に歯磨きをします。

但し、外出などで直ちに歯磨きが出来なければ、緑茶を飲むときに口全体に行き渡らせる様にしたり、
うがいをしたりで、口の酸性度合いを希釈するように努めます。

食後は歯に食べ物の残査がくっついています。

これは確実に取り除かなければ、プラーク、歯石となり、歯周病や虫歯の原因となります。

食後は、できるだけ早めに、忘れないうちに歯磨きをして下さい。