頂く・歯科医師からの・お電話は、
新型コロナウィルスに対しての、
私の診療所の対応策ばかり・です。
マスク、グローブ、次亜塩素ナトリウム、消毒用アルコールの類は、
先の東北大震災の折の経験から、
凡そ1年の消費量を目処に、
備蓄していました。
来院された患者さんは、
私の診療所は待合室が個室ですので、
待機の際に・検温させて頂いています。
その間に、
診察室は、
患者さんと患者さんの合間に換気を。
その際に、
診察台周囲は、消毒用アルコール溶液にて、
噴霧消毒します。
検温以外は、
私の診療所のルーティン・ワークです。
皆さんが仰るには、
その消毒用アルコールさえも、
入手できないとか。
私からの提案ですが、
文献的には・さまざまですが、
しないより・する方が良いと、
クロロヘキシジン溶液の使用をお勧めしています。
新型コロナウィルスにエンベローブが存在するモノかどうかは、
確定していませんが、
ウィルス性の感冒には、
必ずと言って良い確立で、
引き続いての細菌感染が併発します。
ですから、
普通の風邪で、
内科や耳鼻科を受診した際に、
抗生物質が処方される訳は、
本体たるウィルスには無力でも、
その後に併発する細菌感染を防止する事で、
症状の鎮静化をはかるため・でも・あるのです。
クロロヘキシジンの粘膜への使用については、
日本では慎重ですが、
アメリカ合衆国では普通に一般的に使われています。
SARSが流行した際に、
私は動揺しました。
院内感染者を絶対に出さないぞ!と。
SARSも当時は、
ウィルス本体の全貌が解明されていませんでしたが、
現在ではクロロヘキシジンは有効である事が判っています。
ウィルスは・日々・型を進化させます。
今の状況は、
江戸時代の江戸の街に、
火災が生じたのと・同じ状況だと・思います。
私たち医療従事者は、
江戸時代の火消しと・同じです。
纏いを持って、
何が何でも、
火消し役に徹する覚悟が・肝要です。
ですから、
診察の前に、
私も、
スタッフも、
患者さんも、
みんなで一緒に、
クロロヘキシジン溶液で・ガラガラうがいです。
クロロヘキシジンと言えば、
色んな商品の名前が、
浮かぶでしょう?
無ければ、
ご自身で原液を水で薄めて・水溶液を作れば・良いのです。
ソレを、
噴霧器に入れて、
周囲を・シュッ・シュッと。
ついでに、
ガラガラうがいです。
無い・無いと、
嘆くばかりでは、
解決は・できません。
医療機関たる所は、
いつ・いかなる時でも、
灯りを・煌々と灯し・続けなければ・なりません。
その確固たる医療の精神こそ、
私たちの職責だと・思っていますから、
私は・辛口なのです。
先生方、
どうぞ、
シッカリと、
新型コロナウィルスなど、
グイグイと、
制圧してゆきましょう。
気温も、
日々、
少しずつ、
上昇しているじゃ・ないですか。
春は・間近です。