もう・何年ぶりでしょう?
小学生の頃に、
私の患者さんだった女の子。
お母さまの治療と、
彼女のブラッシング指導と、
虫歯予防の処置を・行っていました。
お母さまは今も・定期的にメンテナンスにお越しになられています。
彼女は学校が忙しくなり、
進学した際に、
当地の歯科医院をご紹介しました。
ところが、
昨夜、
お母さまから・お電話をいただき、
診ていただきたいと。
で、
今日のお昼休みに、
無理やり・アポイントメントを入れたのです。
玄関ホールで・お迎えしました。
大きくなったな!
幾つになった?
32に・なりました・と。
先生が歯医者さんになった歳に生まれたんです。
へぇ~・よく知ってるな!
そんな会話の途中から、
彼女の頬には、
涙が流れてるんです。
診察の間中、
頬に涙・涙ですよ。
どうしたん?
ナンもいたいこと・してないやん。
何故・泣くの?
だって、
子どもの頃から・先生・恐かったから。
癖になって、
お顔・見ただけで、
泣けるんです。
で、
今も怖いん?
恐くないけど、
ヤッパリ先生は怖い!
ヤレヤレ。
でも、
最後は、
ニコニコ顔で、
お帰りになりました。
私って、
怖いンでしょうか?