月別アーカイブ: 2019年5月

気づきの教育・

私が早寝・早起きしていることを

皆さんがご存じですから、

早朝には、

お電話を頂くことが多いですよ。

昼間は、

大学病院の先生から。

今はテレビ電話がありますから、

遠隔地であっても、

其処にいるような錯覚するくらい、

詳細が判ります。

また、

患者さんとも、

直接にお顔を拝見しながら

お話しできますので、

親密な距離感での

歯科治療ができるようになりました。

テクノロジーの進歩の恩恵ですね。

ほぼ終日、

このように過ごしています。

ルーペをかけて、

序でに、

頸から2本、

眼鏡をぶら下げてる姿に、

大学病院で研修中の学生諸君や新人医師たちが

笑うんです。

私ですか?

モニターを横目に、

仕方ねぇだろぅ?

君らとは、もう歳が違うんだから。

まぁ、見た目は若い、気持ちも、

君らと変わらンがね!

そんな風に返すんです。

みんな笑ってます。

で、

先生、次はいつお越しですか?

私の患者さんの予約表・観て下さい。

ナンで?

先生に診て頂きたい事があるんです。

いいよ!

私は若いヤツらが・可愛くてなりません。

今の若い奴はとは思いません。

若い奴は、

混沌とした・この時代を

精一杯に、

生き方探しの旅に出たばかりですから。

私らが、背中を圧してやったり、

手を差し伸べたり、

灯台の灯火となり誘ってやったり、

同じ目線で、

考える診療をすることに

気づきを与えねばなりません。

そうやって、

医師を養成してゆくんです。

三枝先生、

10年かかって、

やりましょう。

学部長の声が聞こえるのです。

社会から必要とされる歯科治療を。

 

歯型彫刻

虫の知らせと云う言葉が・あります。

ふとした際に、

ハッと。

ハラリと、

落ち葉が枝から離れて、

地面へと舞う瞬間が

脳裏を過ぎる時、

事実は判りませんが、

祈りを捧げる。

そんな経験が誰しも・

在ろうかと思います。

出勤し、

何時ものように、

何時もの順序で、

診療の準備や診療所の掃除をしている

その最中に、

ふと、

手を留め、

立ち止まり、

祈りを捧げたのです。

人それぞれに・

いろいろな表情がありますように、

歯にも・

いろいろな表情が在ります。

仕事柄、

歯の些細な表情に、

手探りで、

その原因と状況の把握に

四苦八苦し、

日々を過ごしてきました。

石膏の塊を握りしめ、

彫刻刀を手に、

ひたすら歯の顔を造る作業が、

私なりの、

毎朝の仕事始めの準備体操となって、

15年近くになりました。

人の一生、

歯の一生、

歯科医師である私にすれば、

大きな荷物を背負った仕事に、

後悔する日を過ごす事・たびたびありました。

仕事との縁、

関わり過ぎた時間に、

にっちも・さっちも行かなくなった

直進するしかない戦艦の想いに

もがく日も・たびたびです。

しかし、

私は人が好きなのでしょう。

歯が好きなのでしょう。

今日、

また1本、

彫刻が終わりました。

 

 

目標値

昨日最後の患者さんの治療が、

思いがけず、

早く終わってしまいました。

コレマタ、

根管内に折れたリーマーを取り除く治療だったのですが、

最近、

こういう症例でお越しになられる患者さんが多いので、

コツが取得できたんだと思います。

で、

予想外の時間ができたので、

夏物のスーツを手当てしに街へと出向いたのです。

一念奮起し、

食生活を改めて、

肥ることを決意した新年の抱負は、

正に順調に推移しています。

店員から、

先生、肥ったんじゃないですか!

ウエスト周りは、

ナンと!

8センチも長く測定値を示していました。

別段、

メタボを目指している訳ではありません。

幼少期から、

比叡山の修行僧の暮らしぶりや、

山に隠る行者の暮らしに

触れる機会に恵まれていたからでしょう。

物事を取得するための修業中に在る者の心得は、

日頃の暮らし向きは、細い食と粗末な食。

食べる時間を惜しんで仕事する。

そう・信じていたのです。

白人社会だって、

スマートの体型を維持することを

求めラれますもの。

しかし、

ヤッパリ体力勝負デスよ!

180度の思考回路の変換に

矛盾は全く感じません。

目標体重は○○キロ。

体脂肪率は○○パーセント。

3月に1度の血液検査での数値目標など、

何事にも、

私は目標値を設定する流儀です。

ストレッチも朝晩欠かしません。

80半ばまで、

周囲から辞めろと言われるまで、

現役の第一線で頑張る積もりナノです。

しかし、

大学って、

窮屈な処ナンですよ。

学生諸君や若い歯科医師たちが、

憧れるような・見せ方・所作・技量で、

私は無理して・演技してるんですから。

夏の熱い盛りでも、

スーツでピシッと。

ソレも毎日、同じスーツを着る訳にはイキマセン。

私はハットが好きなんです。

ソレも同じモノを被る訳にはイキマセン。

ただ、

このハットには賛否両論が在るようです。

黒川副院長先生は、

私を可愛がって下さっています。

が、

三枝ぁ~!

その帽子、

どっかの筋の方か、

ソレとも、

ハットを被ったナンとか大臣を想像するんだがねぇ!

俺たちとは・文化の違いかねぇ?

ニコニコしながら、

目線は私の頭の方へと。

かく言う黒川副院長先生の

白衣の着流し姿も、

なかなか・いなせで、

格好良いんですが。

日本歯科大学新潟生命歯学部には、

個性派の先生方が、

まだまだ残っています。

そういう人って、

みんなが、

目標値をキチンと持ってるのも、

共通していますね。

 

 

 

 

連休明け早々に・

魔のゴールデンウィークが終わったと思いきや、

今年のお盆休みは、

ナンと!

8連休になるんだと。

連休明け早々に、

朝1番でお越しになった某メーカーの営業マンから聞かされ、

仰け反ったのです。

日本は大丈夫ナンでしょうか?

私の幼少期は、

正に高度成長期の真っ只中。

東京オリンピックのあと、

大阪万博、

で、

バブル期へ向かって、

日本中が勢いたっていたように思います。

商家で育った私は、

24時間仕事と云う空気の中で居たモンですから、

仕事とプライベートの境目なんか

体験できていないンです。

日本人みんなが、

働くことに生きることを

実感していたんじゃないでしょうか?

ソレは、

先の大戦を身をもって経験した日本の性が

そう・させたのでしょう。

私自身は戦争を知りません。

が、

楽しいことイッパイなんてこと、

ある筈ないってこと位、

判って育ちました。

苦しみや辛抱のあとに、

喜びを味わえるんだと。

しかし、

また8連休ですか?

 

私の根管治療の器具

沢山の歯科医師から問い合わせを受けます。

根管治療の際に、

私が根管拡大に使用する器具です。

と言うのは、

ニッケル・チタン・ファイルを全く使わない、

興味もない、

関心も無いと、

公言して・はばからないからでしょう。

手用のリーマー、ファイルは、

ジッペラー社の製品です。

08,10,15,17,20,25,30,35,40,45番を

手用器具を丁寧に使います。

リーマーは、

08~20番まで。

ファイルは、

Kファイルを中心に、

30番からはHファイルも併用します。

マイクロ・エキスカは、

断然に、

岡口守夫先生御考案のモノを使用しています。

マイクロ・スコープはカール・ツァイス製です。

マイクロ・スコープは、

単なる私の眼ですから、

見えることと、

実際に、

デキることとは、

別物だと思います。

どの商品も、

モクダ歯科商店が輸入・製造販売しています。

治療の際の注意事項としては、

根管口の明示の仕方如何によって、

その後の根管拡大の精度が大きく影響を受けます。

次いで、

08,10番の手用リーマー、ファイルを

如何に丁寧に使うか!

根管治療は、

ほぼコレで決まると思っています。

そんな処で宜しいでしょうか?

魔も10連休の最終日

根管治療が2症例。

引き続いての、

初診の患者さんのあと、

手術を1症例。

現在、

ブラッシング・トレーニングの患者さん。

やっとこ、

あんパン1個に恵まれました。

もう・そろそろで、

最後の患者さんの根管治療です。

今夜は何を食べようかしら。

人の寿命が大幅に伸びたと言えども、

120歳まで現役で過ごせる訳にはイキマセン。

いつか必ず、

死が訪れるのです。

そう考えれば、

残された時間を

丁寧に、

誠実に、

有効的に、

感謝しながら、

過ごすことが幸せの糧になると

想うようになりました。

仕事より、

遊びで楽しいことイッパイあるよ!

そんな台詞も、

あるときに聞いたことがありました。

精一杯・生きる。

力の限り・生きる。

私の生き方です。

カトリックに改宗した私ですが、

院長室のデスクの脇の、

観音様の仏像を

今でも大切にお祀りしています。

私にとっては、

マリア観音さまとも・云えるかもしれません。

幼稚園の頃だったと記憶しています。

子どもを授からなかった老夫人から

随分と可愛がって頂きました。

信心厚い方でした。

掌を合わせることや、

真言宗のお経を教えて下さったのは

この方でした。

で、

それはそれは・優しいお顔の

観音様の仏像を頂いたのです。

大学生に上がり、

故郷を出る際にも、

観音様は私と共に在りました。

そういえば、

受験の際にも、

観音様は私と一緒だったと記憶しています。

観音様は私の人生の大半を共にと云う事です。

私には叔父が居りました。

大勢そのような立場の人も居りましたが、

特に婦人科医の叔父を、

私は今でも自分自身の目標とし、

心から尊敬しています。

家族に恵まれない境遇であった叔父でした。

観音様と共に、

叔父の戒名を認め、

毎日、

お茶とお水とお花、

そして、

好物であった甘いお菓子を

お供えし、

香を焚いて、

診療を開始しています。

ハッと、

気がつくんです。

私は、

三枝家のご先祖様の御仏壇を護り、

叔父の御霊も祈る。

コレは私が信仰心厚いと云う問題ではありません。

私の生まれた境遇が・と云う事になるのだと思います。

が、

その分、

私はご先祖の護りの力を受けてルのだと確信してもいます。

お供えする際に、

50も半ばを過ぎた私から、

幼い頃のヤンチャ坊主の私に変わってる気持ちがします。

人の身体を与る仕事に就いて、

ますます、

心と云う、

眼には見えない大切なモノを感じています。

 

 

攻めの治療

昨年までの10年間ほどは、

根管治療は1日に1症例と、

決めていました。

ダイレクト・ボンディング修復治療を

1日に1症例と決めているのと同じです。

コレは、

創造性を保つ秘訣でもありました。

歯の彫刻を行う際に、

ついつい、

癖が出るんです。

私の【形】になってしまうんです。

毎回、

新鮮な気持ちで彫刻したいと思って、

ダイレクト・ボンディング修復は、

日を改めてと云うのが、

私自身の【戒め】でもあるんです。

根管治療については、

指先と肩を傷めないように。

私の身体を保持するために、

1日に1症例と決めていました。

それほどまでに、

根管治療って、

神経を研ぎ澄ませる繊細さと、

全身を使っての治療なんです。

が、

昨今、

根管治療の患者さんの多い事に戸惑っています。

私の診療所は高松インプラントセンターとして稼動しています。

ですから、

毎日がインプラント治療です。

しかし、

根管治療を精魂込めて行えば、

保存デキる歯は、

徹底的に保存するのが歯科医師の務めです。

初診にて、

他医院にてインプラント治療を奨めラれましたと云う

歯の・ほとんどが、

まだまだ残せる歯である事を観ては、

1日1症例と云う事が出来なくなりました。

ソレと、

自分の体調管理に

自信を持ったからかもしれません。

圧倒的な体力のつけ方、

日々のストレスへの処し方、

などなど。

平成の終わりを、

自分自身の脱皮の時期として受け取り、

苦心惨憺の想いと、

知恵を搾って、

工夫し、

試行錯誤して、

自分変革に挑んだのです。

この模様は、

親友でもあります、

日本歯科大学の藤井学部長は

側近で観て下さっていたので、

私のプロとしての所作を

評価して下さっていると思います。

私は歯科医師です。

それも、

本当に歯で困った時の歯科医院の責任者です。

その自覚を覚悟できましたのは、

間違いなく、

藤井学部長のお陰だと思います。

私は・まだまだ働きますよ。

男の働き盛りです。

まだまだ20年は、

グイグイ上昇気流に乗りますよ。

今日は難症例の根管治療が3症例。

普通の根管治療をする積もりは全くありません。

【考える】根管治療で、

攻めるつもりです。

 

違いの解る男

私のブログの更新頻度の多さに

驚く方が多いンです。

いつ書いてるんですか?

って。

基本的に、

患者さんと患者さんの合間の5分間を、

ブログを認める時間に充当させています。

ですから、

患者さんの数が多い方が、

ブログの更新も多いと云う事になります。

これは一種の気持ちの切り替えナンです。

そんな話しに、

大いに同意して下さったのが、

日本歯科大学歯科放射線学講座の小椋教授だけでした。

お・ぐ・ら~、判るぅ~!

独特の小椋節にて、

ウンウン・肯いてくれたのです。

小椋教授の論文発表のスピード感は、

横で観ている私も、

気分爽快になります。

ジックリと良質の仕事をする人ってのは、

ソレはソレでコツコツと、

その上で、

バイパス造って、

スピードある仕事も並行してするモンなんです。

もっと明確に云うと、

バイパス在っての王道が造れるんですよ。

オオボラ吹いて、

夢を語ってルだけでは、

仕事にはなりません。

私の仕事の本線は、

あくまでも歯科治療です。

ブログの更新すらデキない人を

仕事デキるとは思いません。

そうでしょ?

小椋先生!

違いの判る最強戦士デスよね!

 

醍醐味

早朝の涼しいうちに、

庭の草むしりを済ませました。

シャワーを浴びて、

つい、

診療所へと。

ライフワークとなった微生物の研究。

修復治療とは全く関係ありませんが、

修復治療に至る前に、

虫歯をナンとか防げないものかと。

明日の魔のゴールデンウィークの最終日も、

三枝デンタルオフィスの予約は・いっぱいです。

仕事から学ぶ。

此処に歯科医学の醍醐味があるんです。