昨日も多忙でした。
午前と夕刻に、
大きな手術。
いつまで経っても、
メスを持つのには、
大きな負荷が、
精神的にかかります。
そんな時には、
ダイレクトボンディング修復がモッテコイなのです。
術前です。
金属の詰め物が、
ナンでもカンでも悪い訳ではありません。
色が白けりゃ良いってモンでもありません。
が、
この修復物はイケマセン!
形態も悪けりゃ、
詰め物の境目も適合していない。
序でに、
ここまで雑な手当てだとすりゃ、
詰め物の下には、
恐らく、
虫歯の取り残しも在るでしょう。
で、
金属の詰め物を取り除いて、
急いで、
ラバーダム防湿。
黒い部分は、
慢性う蝕か、
金属による変色か定かではありませんので、
う蝕検知液にてチェック!
神経に近い処は、
MTAセメントの改良型で保護。
いよいよマテリアルを盛り上げる前準備です。
隣の歯との間に、
壁を設置します。
この壁に、
程よいカーブを帯びた形態を施すのが、
腕の見せ所です。
エナメル質に対して、
リン酸処理を行います。
素材は、
針のように尖った道具を好んで使用しています。
で、
完成。
治療の間、
夢中で、
歯と向き合っていますので、
雑念などありません。
在るのは、
ルンルン気分だけなんです。