月別アーカイブ: 2019年2月

恐がり屋

電話口から、

んもう!

先生、お水をシッカリと補給してよ~!

お肉を食べる時はお野菜で包みこんで、

シッカリとお野菜も!

ご自分の食べたいモノだけ食べちゃダメよ~!

私の内科主治医である徳島県脇町中央医院の森下院長先生。

お嬢さんの井上医師と共に、

もっか私の健康管理中。

採血の際に、

恐がりの私の手をシッカリと握ってくださるのは森下院長。

私も、

こうナンですよ。

 

 

 

ギコウライナー

昨日は、

ズッと手術でしたもので、

疲れました。

前日の日曜日、

朝から大阪へと。

株式会社ギコウさん主催の講習会に招待されましたので。

大手の歯科技工所です。

歯科技工所と言っても、

このクラスになると

もはや大手企業です。

昨年、

私が母校の総合診療科の臨床教授になった際に、

学内の歯科技工を受け持っておられる歯科技工所さんとの

関わりができました。

日本歯科大学は全国から学生さんが集まります。

彼らは歯科医師に育つと、

再び全国各地へと巣立ってゆきます。

この際に、

馴染みの歯科技工所があることが、

どれほど心強いかは、

私個人の経験上からも明らかです。

大学には複数の歯科技工所が出入りしています。

自由競争で切磋琢磨し、

良質の歯科技工物を学生さんや医員たちに

触れる機会を与えて頂きたいと考えています。

その中で、

どうしても、

熱心なメーカーと、

そうでもない処って、

ヤッパリ出てくるんです。

株式会社ギコウの役員の角田君。

彼はナイスガイですよ。

私が新潟へ参ります際には、

上京し、

ノート片手に、

どう工夫すれば良いか?

ウルサいくらいに、

質問の嵐。

で、

翌月には必ず改善するという。

今時珍しい会社だなと。

専務の森さんも、

ラガーマンタイプのイケイケドンドン。

営業所長もおもしろい!

先生の仕事は恐いから要りません。

いつものパートナーでお願いします。

ウチは大学だけで十分です。

くれぐれも、

先生は恐いから要りません。

ねっ、本音で来るから新鮮ですよ。

そんな関係で、

大阪の講習会へと。

おう角田君、

私が大阪まで行くんだから、

君も当然、

顔を見せるんだろ?

気の毒なる角田君。

マウスピース矯正の講習会でした。

この手の治療を

常々眉唾モンだと私は偏見の塊で観ていました。

正統派の矯正治療のできない輩の逃げの手当てだと。

マウスピース矯正って、

すんごく沢山あるんですよ。

私の気持ちを動かしたモノはなかったです。

が、

ギコウライナーはチョッと違うぞと。

煩い私の治療の1オプションになる事でしょう。

営業所長が嫌がるでしょうがね。

先の角田君。

顔を見せるだけで、

わざわざ来てくれました。

先生どうでしょう?

ギコウライナーですか?

ウケると思いますよ。

 

 

ヤッパリね!

昨日のインプラント治療の症例を

ブログにてご紹介させて頂きました。

教え子たちや、

知人から、

問い合わせが殺到!

ヤッパリね。

皆さんが一様に同じ質問でしたのも、

ヤッパリね!

先生、恐くないんですか?

今度は先生が訴えられたらどうするです?

インプラント以外の、

部分入れ歯じゃダメなんですか?

写真を拝見する限り、

欠損部分が大きいからブリッジはキツいでしょうが。

黙って聞いていました。

私の基本的考え方って、

こうです。

目の前の患者さんが困っている局面にさいして、

恐い気持ちはありません。

恐いって感情は、

メスを手にする際には毎回毎回、

ブルルンと身震い、

武者震いしますよ。

メスは万能ではありませんし、

医療事故は絶対的にあってはなりませんから。

ですから、

恐いってよりも、

緊張感でしょうかね。

難しい症例ほど、

高い山を制覇しようとする登山家のチャレンジ精神が、

ムクムクと。

山が高ければ高いほど、

前準備をシッカリと、

全方向から、

ジワジワと、

病気の本体を包囲して、

戦術方法を搾ってゆく作業を重要視するのは、

戦国時代の武者の性みたいなモンでしょう。

先日、

某インプラントメーカーの役員がお越しになりました。

先生、ウチの新商品の使い勝手いかがでしょう?

私ですか?

別段、違和感ありませんよ。

インプラントデザインの変化よりも、

患者さん各々の骨質の方が違いますから。

症例によって、

細工は変えませんとね。

で、

そういうモンですか。

まぁ、先生らは、

線路の無い時代に、

ご自身でレールをひいて、

前に進まれて来られた訳で。

ソリャそうだ。

今時の40代の先生方とは、

ソリャそうだ。

そうかもしれませんね。

プロフェッショナルって、

そういうモンです。

その違いに敏感な患者さん。

その違いを重く評価して下さる患者さん。

そのような方々に支えられて、

私のこだわりは、

初めて発揮するのです。

昨日ですか。

診療の合間でお越しになられた77歳の女性患者さん。

この処、

いろんな意味でお淋しいのか?

で、

余所の歯医者に行ったら、

定期検査は、

月に1回で800円。

先生処だと5000円は要るから。

この方の治療は12年以上前に終了しました。

全てがインプラント治療です。

歯は1本もありません。

噛み合わせも、

骨レベルも維持して、

変化ありません。

が、

定期的な噛み合わせ調整と、

ポケットマネージメントで、

維持できているのです。

超高齢者に完璧ブラッシングを無理強いするのは酷です。

さりげなく、

キチンと仕上げてお返しする。

これも私の基本的考え方です。

ただ、

ご近所のご同業と、

仕事の差を、

800円の治療と同じにされた私は、

顔色は全く変わりません。

むしろニコニコしていたと思います。

私の診療所のメンテナンス処置は、

スタッフ業務には入っていません。

私の仕事です。

メンテナンス中の変化を、

私の虎の目で、

見逃さないためです。

その辺りの違いが判って下さらないって、

これから超高齢者に必要な、

生活における歯科習慣の改善とうの、

生活アドバイスには、

素直に耳を傾けてはくれません。

これも経験上です。

私は1日に診察できる患者さんを

少数と決めています。

その台詞を聞いたあとは、

○○さん、次は困った時にご連絡くださいと。

アポイントメントブックから外させて頂きました。

健康維持って、

医者と患者さん、

その家族の

協力あってこそ。

先生、助けてぃ!

そんな患者さんには、

リスクをおんぶしてでも、

私は立ち向かいます。

ソレがヒポクラテスの誓いを守る者の責務です。

が、

真逆の。

皆さんも、

ご自分を医療人の立場に置き換えて

考えてみてください。

辛い、

割り切れない想い、

時たまに。

 

歯科医師の務め

私は患者さんが好きです。

だから、

全身全霊で、

向き合います。

なかには、

歯科医師不信の塊で、

私を試すような、

目線や台詞を。

苦心して、

歯科医師不信の根を取ろうと、

気長く、

誠心誠意で対応します。

努力は必ず報われます。

伝わります!

ソレには、

私らが裸対応に終始することです。

今日の患者さんは、

インプラント治療にて、

他の歯科医師と医療紛争をされた経緯のある方です。

ジックリと、

誤解の種を取ることに努めました。

私の目で、

その歯科医師は、

キチンとしたインプラント治療をなさっていましたから。

ソレは、

裁判の勝ち負けの問題ではありません。

私の目で、

正しい治療だと確信しましたので。

で、

治療を引き継ぐことになり、

インプラント治療の紛争のあと、

この患者さんの治療には、

部部分入れ歯では対応できないと確信し、

再び、

私は代わって、

インプラントの手術を先ほど終えました。

私のインプラント治療もソウですが、

あらゆる観点から、

仕込みを仕掛けています。

この仕掛けが判って頂ける歯科医師は、

私の知る限り、

日本歯科大学の藤井学部長くらいでしょうか?

麻酔の際に、

患者さんが仰いました。

初めて、

緊張していませんと。

私は恐がりの代表です。

ですから、

聖母マリアさまに、

母性を求め、

暖かさに包まれたいと。

患者さんを包むのが、

医療人の務めです。

手術の時期、

インプラントの選択、

手術の手技、

私は良かったと確信しています。

手術が終わって、

院長室に帰ると、

電話の着信が数回。

昨日の二次手術をした高齢の女性患者さんからでした。

電話し、

○○さん、

いかがなさった?

お痛み?

インにゃあ、先生?

ふがふが。

あぁ、部分入れ歯を取り上げたから、

ふがふがカイなと。

で、

先生、全然痛くないんよ!

私の返した台詞は、

○○さん、一人で寂しいんでしょ?

先生、そうなんよ!

来て欲しいんよ!

ワッハッハと。

78歳の女性患者さんです。

イヤイヤ、

私も男ですから、

誤解を招くと。

で、

電話口で、

二人で馬鹿笑い。

私は高齢の患者さんには、

元気で長生きして頂きたい。

シッカリと噛めて、

いつまでも若々しい笑顔で、

序でに、

誤飲性肺炎や、

逆流性食道炎にならないように、

毎回毎回、

顔をあわせる度に、

舌の運転を確認し、

ホッと。

ソレが臨床歯科医師の1番の務めだと信じています。

 

仕事?

ある時、

仕事?

もっと楽しいことがイッパイあるやん!

そんな台詞を

トアル男性から耳にしたのです。

仕事し過ぎですよ!先生は。

これも知人、友人、患者さんから

しばしば耳にする台詞です。

よく判らないのです。

歯科治療なくして、

私に何の楽しみがあるでしょう。

仕事での充実感、

ほどよい緊張感、

時々の、

大きなプレッシャー。

目標目指して、

日々を準備に努める。

診療環境を整えるための、

日々の体力造り。

アスリートみたいなモンじゃないですか?

それがプロってモンでしょう?

精神と身体を

仕事に一致させる。

成長する過程において

身についた信念です。

仕事ですか?

趣味以上の醍醐味を感じますね。

疲れるから、

最近では、

小学生のようにシッカリと眠る。

で、

気力、体力充実させて治療器具を手にして、

勝負、勝負。